ガマ腫(唾液腺のう胞)




昨年末よりウチのダックスの首の下の部分が腫れ、なんだろうと思っているうちにどんどん大きくなってきたが
痛みもなく嚥下困難と言う事もないので様子を見ていた。

しかし、あまりに長引くので(04年)年明けに動物病院に連れて行った。

最初、リンパ腺が腫れているのでは?と言う事で抗菌剤・抗炎症剤・抗プラスミン剤の注射をされ、抗菌剤の投与を行ったが効果がなかった。

3週間後、腫れは引くことがあったがまたプヨプヨが大きくなったので転院して検査。
検査の結果、唾液と共に血液が混じっていたのを確認できた。
ガマ腫と診断される。

ステロイドと抗生物質の投与を10日ごとに続け20日でプヨプヨはかなり小さくなった。
切開しないでこのまま様子を見ることに落ち着き、現在に至る。

定義

舌の下にある唾液を分布する舌下腺から唾液を口の中に分泌する管に出来る貯留嚢胞(ちょりゅうのうほう)の一種といわれる。柔らかく、透き通って見えることが多い。極めてゆっくり増大するが、時に急に増大する。これに良く似た症状を示す疾患としてリンパ管が拡張して嚢胞をつくるリンパ管腫や、 胎生期の鰓列の遺残から発生する側頸嚢胞などがあり、見分けることがが必要。 本症は唾液腺や唾液管、導管の損傷により粘液が結合織内に溢出し、貯留して成立するものと考えられ、粘液溢出嚢胞とよんでいる。舌下腺と下顎腺に頻発しやすい。

発祥部位により下記のように分類される。

● 軽侮唾液腺のう胞
● 咽頭部唾液腺のう胞
● 舌下部唾液腺のう胞←これをガマ腫と呼ぶ
● 頬部唾液腺のう胞



唾液腺のう胞の見られやすい犬種


トイプードル ・ ジャーマンシェパード ・ ミニチュアプードルなど



治療法


部位によって症状は異なりますが、始めは急性の痛みがあり頸部が腫れ、後にプヨプヨの無痛性の腫瘤となる。

ガマ腫では食べ物を飲み込むことが困難になったり、血の混じった唾液が出る、舌を異様に動かすなどの症状が出る事がある。

治療は切除を基本としますが、大切なのは、原因となっている小粘液腺を同時に除去することです。 時に再発する事があります。<




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