◆ 手作りご飯の長所と短所
| 手作りご飯の良い点は新鮮であること、防腐剤や保存料や香料などの添加物の心配がないことです。 また飼い主が食材を直接選べるという点です。 そして、各々のワンちゃんの体調に合った食事を作れます。 しかし、今までよりも出費がかさむ事は必死です。 もっと手間なのはお出掛けの時です。 ペットホテルに手作りご飯を持込することはできそうにありません。 更に、毎日作るとなるとかなりの根気が必要です。 |
| 手作りご飯を作るに当たり、栄養バランスを考えなくてはいけません。 前頁で書き出したようにたんぱく質〜ミネラルまできちんと網羅しなくてはなりません。 偏った食事は病気の元になります。 お野菜についてですが、野菜くず（野菜の皮や芯）の使用は危険です。 農薬が残っていたり、結石の原因のシュウ酸が多かったりするようです。 お肉もなるべくなら、お薬をたくさん使って育ったものは食べさせない方がいいと思います。 |
◆ 長続きさせるために
| さて、本題です（爆） ここまで細かに書き出しましたが、手作りご飯を長続きさせるために細かいことは忘れてしまおう、 という結論に達してしまいました(ﾟロﾟ)ギョェ なぜなら、よくよく健康食を心がけている人間であっても、毎食毎一つづつのカロリー計算をしている人は稀でしょう。 日々の食事に多少の偏りがあっても、1週間スパン位でのトータルバランスとしてみれば、そう気にすることは無いはずでは！？ 添加物にしても農薬にしても毎日ではなくてたまになら健康な子は肝臓でちゃんと代謝してくれますし、余分なものは排泄できます。 （毎日食べる物に同じ添加物や農薬が入っているのはすごく危険だよ!） しかも前ページの各項目を書き出す際、昔の知識を頭の隅から引きずり出し本を何冊も読み直しワンコの食事について考えましたが 犬にとってのベストなフードはこれ！という結論は出ませんでした。 （すみません、考える力がここで限界にきたようです！！） そして、たくさんの文献やネット検索で探したサイトの情報から言えるのは、非常に情報がばらついている、ということです。 良いとされる食材が一方では悪いとされていることが多々あります。 （信じるものは救われる！・・・そんな考えすら浮かんできます） そういうわけで、我が子の体調を把握しつつ、絶対与えてダメなものを見極められれば ちょっとアバウトな手作り食でいいのでは？、と決めました。 毎日目くじら立てて張り切るより、楽しみながら気楽にね♪ |
◆ 長続きさせる方法は？
| いくら大雑把で行こう!といっても、まるきり適当では困ります。 それで、手作り食の簡単な基本の基本を考えてみます。 大前提は人間が”これは食べられないな、と思うものはあげない”事 （好き嫌いの事ではありません！） そして、我が子の健康維持、健康回復を目的とする食事である事 以上を踏まえた上で、 １． 添加物の少ないものを選ぶ ２． 食材は調理する前に加熱処理を行う。 （生肉はズーノーシスの問題があるので賛成できません・・・だってキッスくらいしちゃうでしょ？） （野菜は湯がくことでアクが抜けます） ３． 加工食品はできるだけ選ばない （塩分や糖分が含まれていることが多いです） ４． 旬の食材を選ぶ （栄養的にも季節ものは高い様に思います） ５． 同じ食材ばかりを食べさせない ６． 作り置きは極力避ける ７． サプリメントに頼り過ぎない ８． 味はつけない プラスアルファで ９． わんちゃんの好みの温度（常温）に食べ物を温める （冷蔵庫から出したての冷たいものはあんまり食べたがらない） １０． 食が落ちてきたら臭覚を刺激するために、 時には肉スープやチーズをちょっとトッピングしてあげる もう一歩踏み込んで １１． ワンちゃんの様子を随時伺う（ウンチ、おしっこ、毛並み、元気かどうかも） １２． 定期的に健康診断をする |
◆ ワンちゃんのよき理解者となるために！
| こんにちは、元気なウンチ君”を心がける！ 上にも書きしましたが、ウンチを見ることははやっぱり大切なようです。 ●ｐｏｉｎｔ● |
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| １．ウンチ君の中に食材がその形のまま残っていた！ | その食材は消化されませんでした。 すりつぶすか、除いてあげなくてはいけません。 |
| ２．ウンチ君、テカテカ肌ですね♪ | 異常にテカテカしているのは、余分な脂肪のせいです。 脂肪（特に植物性の油脂）を減らしてあげましょう。 |
| ３．あら、いつもとは違う香りが･･･！？ ガスもちょっときついかも？ |
いつもより、匂いがきついのは過剰な動物性たんぱく質が未消化のまま腸で醗酵してしったから。 食事のバランスを見直しましょう。 |
| ４．ウンチ君、形がはっきりしませんよ！ | いつもより少し緩いとかの場合は、野菜が多すぎるとか、植物油が多すぎる場合。 水溶性の下痢は、寄生虫や別の病気が関係していることも。 ウンチを持って病院に行きましょう。 初めは硬いのに、後から軟らかいウンチが出てくるのはストレスが多いそうです。生活リズム等の崩れが無いか確認してください。 |
| ５．ウンチ君、ご無沙汰ね！ | 便秘になっちゃったときは、食事に水分を多めに含ませるとか、肉スープ（ポークやチキンのゆで汁）を飲ませるとかして見ましょう。 ヨーグルトを少量与えてもいいようです。 鉄分の過剰な食事（レバーたっぷり）や水分が少ない食事、食物繊維が少ない食事でも便秘します。 |
| ６．ウンチ君、色が赤いよ！ | 鮮血が混じっている場合は、肛門や直腸など出口付近の病気が疑われます。 黒っぽい血が混じっているときは、胃や小腸などに問題がある場合のようです。 |
| ７．ウンチ君、小さくなった？ 大きくなった？ |
フードを変えたとき、いつもより量が多いのは植物性たんぱく質がいつもより多かったから。 逆に小さくなったのは、動物性たんぱく質がいつもより多かったからです。 吸収率→植物性たんぱく質＜動物性たんぱく質 |
| このように、毎日の排便をしっかり観察することで その子に必要な食べ物や処置がある程度把握できるようです。 |
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◆日常で心がけたい事
| 日ごろ心がける事が必要な事柄 |
| １．人間の食べ物をあげる行為（可愛がると甘やかしの混同） 欲しがるからといって、常時味の濃い人間の食べ物をあげる事は病気につながる虐待だと思うのです。 （しかもチョコレートやたまねぎ等は中毒を起こす事も！） 甘いものをあげたい人→はちみつはちょっとならあげても良いんだそうです！だから水に溶かしてはちみつをあげる！！ 下痢も止まります。 ２．スタイルいいですか？ ワンちゃんはふとっていませんか？逆に痩せ過ぎていませんか? 背骨がわずかに触れる程度、骨盤がわずかに確認できる程度がちょうどいい体重みたいです。 また、小さい体型を保とうと、食事を極端に減らしたりしてはいけないのです。 犬もウエストのくびれがあるのが理想体型
３．おやつをたっぷりあげる行為 ジャーキー等を1本一度にあげる。でもワンちゃんはまたすぐに欲しがります。 おやつはちょっとづつちぎってあげましょう。 回数を増やしたほうがお互いに満足感があります。 |
| 材料 | 割合 | 使用例 |
| たんぱく質（肉類） | ３ | 豚レバー、ラム,牛赤身、ターキー、ウサギ、カンガルー、鹿肉、馬肉、鶏ささみ、魚から２種以上 １００ｇ |
| 糖質（穀類） | ５ | 白米、胚芽米、玄米（焚いたもの）またはオートミール（他より少なめに）、小豆、大豆、アワ、ヒエ等 ８０ｇ |
| 野菜 | １ | だいこん、人参、白菜、ごぼう、かぼちゃ、じゃがいも、さつまいも、キャベツ、きのこ類、小松菜などの野菜をゆでたもの ２０ｇ |
| 脂質 | １ | ごま油、シソ油、チーズ、オリーブオイル、フレックスオイル（加熱厳禁！！）等 |
| 他 | 少量 | 塩抜きした煮干、ひじき、海草類、にんにく、しょうが、全卵、ビール酵母、納豆、きなこ、リンゴ酢、ガーリック、きなこ、はちみつ、ドライフルーツ、 ヨーグルト、メープルシロップ、各サプリメント |
| おやつ | 適宜 | 生大根（これは食事ごとでもいいがシュウ酸が多いようなのでウチでは煮込む）、 生人参、生キャベツ（芯の方はシュウ酸多し） |
| 以上の食品を（野菜類は軽く下茹でするか蒸す）ミンチにして煮込む。 特に穀類は消化が良くないので、煮込んだ後にフードプロセッサーでどろどろにしても良い。 もっと簡単なのは・・・たんぱく質：野菜：炭水化物＝１：１：１+脂質少々 |
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まあ、だいたい3キロの老犬の1日の必要カロリー208kcalちょっとだと思いますヽ(´▽｀)/
ただし、クックの場合は結石があるので、腎機能の低下を考え上記より動物性たんぱく質をぐっと減らしています。
その分、利尿作用のある、小豆、はと麦、きゅうりなどを多めに与え、納豆などの植物性たんぱく質を多めに入れます。
それから、アルカリ性食品として、海藻類も欠かしません。
●最後にもう一度・・・●
忘れてはいけません。手作りご飯は万能食ではありません。どんな病気も直す魔法の食べ物でもありません。
でも、上記のような知識を少しでも覚えていれば、市販フードのリスクを少しでも軽減させる事が出来るのでは出来るのではないでしょうか?
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